はぐれ羊の日記

群れからはぐれた羊の日記です。

ハーレム系ラノベ、ひいては自己投影批判論者についての考察

世界にはハーレム系ラノベを親の敵のように叩いている連中が存在している。

2ちゃんのライトノベル板に行けばいくらでも見られる、現に俺もそうだ。

まあ、そういう人たちの叩く理由というのはいろいろ有るのだろう。

ラノベという固有名詞ではなくライトなノベルだった頃のカルチャー(もちろん今でもそういったものを受け継いだ多少硬派な作品は一定数世に出ているとは思うが、全体として少なく界隈で共有されなくなっているという点から)が好きだった人や、こんな劣悪な作品がアニメ化されたりして人気を得ているのはけしからんという人。

またあまりにも非モテ系の欲望にフィットしていて自己投影があまりに容易であることがあざとくて気持ち悪いという人もいる

俺はそれだ

他のサイトでそういった(自己投影の容易な)作品を精神的な麻薬と呼んでいて妙に感心した覚えが有るがそうやって見てみると自己投影批判論者の思考の根底には大まかに分けて

俺は麻薬を使ってねえんだからお前も使うんじゃねえ!

というものと

俺はこんな質の悪い麻薬じゃ満足できねえよ!

という感じものが有るのではないか(2つ目の理由としては主人公に嫉妬してしまう、あまりにも現実とかけ離れていて嫌悪感が勝ってしまう、など)

まあ「ハーレム系ラノベが嫌いである」という事を利用して人を見下すためにハーレム系ラノベを嫌いになるという事も有るとは思うのだけど

*この文章での「ハーレム系ラノベ」というのは主人公があまり努力しなくても世界がかってに持ち上げてくれるタイプの物語というようなかなり曖昧な定義で使っている(世界接待系ラノベとでも言うべきだろうか)もしこれを見て気分を害した人がいたら申し訳ない